※2022年12月時点でこちらの返礼品はなくなっているようです。
確認できるところでは、「長沼成吉思汗」は返礼品を扱っています。
「かねひろ」は一部ポータルサイトで扱っています。
なので、商品のリンクのみ変更しています。
後日改めてリライトしていく予定です。
今回は長沼町の名産品でもあるジンギスカンの紹介です。
北海道といえばジンギスカン。
今では道内はもちろん、全国どこでも食べられる人気料理となりましたね。
ジンギスカンの歴史の中で長沼町は、初期から続く伝統的なジンギスカンの町。
昔から続く老舗ならではの味やそこから全国的な人気になった名店の味など、様々な種類のジンギスカンのお店があります。
今回紹介する「長沼ジンギスカン3種食べ比べセット」は、長沼町で昔から知られているジンギスカンの名店の食べ比べになります。
お店の味の食べ比べ、という珍しい試みとなっています。
ふるさと納税の返礼品としても扱っているので、ぜひ参考にしてみてください。
長沼町について
「長沼町」は北海道の真ん中、空知地方の南の方に位置します。
札幌から車で50分ぐらい、千歳空港からは30分ぐらいになります。
緑豊かな田園文化都市で、多くの農作物が育てられています。
「空知稲作発祥の地」でもあるお米。
生産量日本一を誇る大豆、ネギや玉ねぎなどの野菜も豊富。
町には水路が幾多に伸びていて、町全体が農業を大事にしているのがわかります。
またタンチョウの飛来や産卵が確認されており、自然が広がる地域でもあります。
ふるさと納税の用途目的の中にも「タンチョウも住めるまちづくり」という項目があるように、自然と農業、生き物と人間の共生を踏まえた町です。
長沼町は防寒衣料を目的として羊毛飼育をしていたことでジンギスカンの文化が長く、町の名産品として知られています。
道内のスーパーには昔からジンギスカンが売っているのですが、たいてい長沼産のものが置いてありました。
最近では各地のジンギスカンが出てきたので種類も豊富になりましたが、道民のイメージとしては長沼の特徴のある赤文字のパッケージのジンギスカンが多勢を占めます。
楽天市場の長沼町のふるさと納税↓
ながぬま温泉の人気メニュー「3種食べ比べセット」
ふるさと納税の返礼品として提供しているのは、町の温泉宿「ながぬま温泉」になります。
町営の温泉宿泊施設。
日帰り温泉としても利用できるので町の中心地のひとつになっています。
温泉施設の隣、別館に「ジンギスカンコーナー」というレストランがあり、ここのメニューとしても扱っています。
このレストランでは長沼町内の3店舗のジンギスカンを提供しています。
肉の種類の食べ比べではなく、名店の食べ比べ。
なかなかこういう食べ比べをお店で提供しているというのは聞いたことがないですね。
そしてそれだけに、食べてみたくなる。
長沼を代表する3つのジンギスカン店
では3店、「 長沼成吉思汗 」「まおい」「かねひろ」の紹介です。
「長沼成吉思汗」は、赤いパッケージが特徴の道民の定番にもなっているジンギスカン。
昭和27年から変わらぬ製法で作られた
秘伝のたれと厳選されたロースの豊かな味わいが特徴
ーーーメニュー欄から引用ーーー
「まおい」は、JAのAコープ長沼店が手掛けるジンギスカン。
厚切りでボリュームのあるお肉で、程よい甘みと
適度なしょうがとにんにくの香りで食べやすい味付けです。
ーーーメニュー欄から引用ーーー
「かねひろ」のジンギスカンは、全国的な知名度で食べたことのある人もいると思います。
不要なスジは手作業で丹念に取り除くなど、美味しさへの工夫がたくさん!
すこし甘しょっぱい味付けが特徴。
ーーーメニュー欄から引用ーーー
メニューにはこの3店舗のジンギスカンをそれぞれ単品で注文できます。
ジンギスカン以外にも豚や鶏、ホルモン、またお子様大好きウィンナーなどもあります。
長沼産のご飯もありますし、ビールなどのお酒も揃っています。
やっぱり肉には、米か酒、は欠かせませんね。
「長沼ジンギスカン3種食べ比べセット」は、3店舗のロースジンギスカンを各100gずつの食べ比べになります。
合計300gなので、結構なボリュームになりますね。
レストランでは自分で焼いていきます。
そしてジンギスカン鍋ではなく、中央を高くした鉄板になります。
4人テーブルだったので鉄板のサイズが大きくて、1人前の写真だと迫力がいまいちですね、、カメラスキルが、、精進します。。。
定番通り中央で肉を焼き、まわりに野菜を並べていきます。
野菜はもやし、玉ねぎ、ニラ。シンプル。
さてさてでは、いただきます。
「いざッ実食!」レポート
まずは「長沼成吉思汗」から。
一口目ということもあってか口に入れるとかすかに羊の匂いがして、それが一瞬にしてジンギスカンモードに切り替わります。
程よい弾力の肉を噛みつつ、甘じょっぱいジンギスカンのタレが味覚を刺激する。
甘みも塩味も程よく、にんにくやショウガが効いていて、絶妙なバランスのタレがジンギスカンをいっそうおいしくさせます。
とびぬけた個性というものを必要とさせない、ベーシックでいてストレート。
打ちやすい球を投げてくれるバッティングコーチのようで、気持ちよくスイングできる。
受け手が安心して食べることに集中できます。
「長沼成吉思汗」は、初めてジンギスカンを食べたときの思い出とを結び付けてくれるような、なつかしさも感じさせてくれる味です。
続いては「まおい」のジンギスカン。
こちらは他と比べると肉が分厚い。厚切りジンギスカンです。
なので噛み応えがあります。
肉が固いわけでは決してなく、厚みがある分何度か咀嚼をしているとだんだん「ニクを喰っている」感じがする。
時々沸き立つように起こる肉への渇望を十二分に満たしてくれる。
タレは程よく甘く香辛料が効いています。
「まおい」はがっつり肉を食いたいという衝動にしっかりと答えてくれる野趣あふれる味。
最後に「かねひろ」
こちらはとてもやわらかい。
余計なスジを取っているということなので、その分柔らかな口当たり。
噛むとタレと一緒に羊肉の旨味がにじみ出てくる。
食べやすくて旨味を感じやすいので、すぐにまたもう一度味わいたい欲に駆り立てられる。
タレもリンゴとショウガが程よく効いたフルーティな甘みがあります。
「かねひろ」はじっくりとお肉を堪能できる繊細でやさしいジンギスカン。
それぞれがそれぞれに特徴があります。
肉の切り方や処理の仕方、またタレの味付けなので同じジンギスカンでも感じ方や満足感が全然違ってきます。
そしてそれらの食べ比べというのは、ちょっと贅沢な体験になりました。
「長沼ジンギスカン3種食べ比べセット」の商品紹介
現在この 「長沼ジンギスカン3種食べ比べセット」 は取り扱っていないようです。
「長沼成吉思汗」の返礼品になります。
また長沼町のふるさと納税には、北海道米や農産物を活かしたパンやチーズ、スイーツなどもあります。
楽天市場の長沼町のふるさと納税↓
通常のお取り寄せとしてもあります。
「長沼成吉思汗」はこちら↓
「かねひろ」はこちら↓
「豆知識」少し長いジンギスカンについての概要のようなもの
今回の記事を書くうえでジンギスカンの知識をまとめてみましたので、ここに残しておきます。
ジンギスカンの起源についての所説多いのですが、寒い北海道では防寒衣料のために綿羊の飼育が盛んになり、羊肉も食べるようになったといわれています。
綿羊のため全道で飼育されていた羊を、食糧不足などもあり、肉としても食べられるように品種を改良したり、タレにつけて食べるようになります。
そうして羊を食べる文化が今も続いています。
日本の綿羊は、第二次世界大戦後の昭和32年(1957年)に94万頭まで増えましたがその後、化学繊維の台頭や輸入の波に押されて現在では1万頭ほどになっています。
なので今では羊肉のほとんどは輸入肉。
オーストラリア、ニュージーランドがほとんどのようです。
余談ですが、世界中で羊が一番多い国はダントツで中国だそうです。
そして、国民一人当たりの羊の数だとモンゴルが出てきます。
この辺りはイメージ通りですね。
道内では地域によって最初からタレに漬け込んだ「味付き」と、焼いた後にタレにつけて食べる「生肉」に分かれています。
旭川市や滝川市などの道央地域(空知や上川)は「味付き」、その他札幌市や函館市、釧路市などは「生肉」。
「味付き」は漬け込んで匂いを消すので主にマトン。
「生肉」の後付けはラム、マトンも両方あります。
「ラム」は生後1年未満の子羊。臭みが少なく味にくせのない味なので主に「生肉」として使われます。
「マトン」は生後2年以上の羊。年月を経ている分、餌の影響で特有の匂いが出てくるので「味付き」としての利用が多い。
こう見ると「ラム」の方が良さそうですよね。
やはり「若い」というのは素晴らしい。
だけど「マトン」にも魅力があるので、最後にマトンのメリットをひとつ。
牛豚などと比べると羊肉は栄養価が高いということが知られています(エゾ鹿などのジビエなども)。
羊肉の特徴は「低カロリー、高タンパク質」。
また脂肪燃焼を助ける「Lカルニチン」の含有量が多く、ダイエットフードとしても注目されています。
そしてこの「Lカルニチン」は肉の色が赤ければ赤いほど、年数が経てば経つほど含有量が高くなるとのこと。
これが「マトン」のメリットのひとつです。
(注:専門家ではありませんので、あくまでも参考までに)
以上がざっくりとしたジンギスカンの豆知識でした。
ながぬま温泉(ジンギスカンコーナー)へのアクセス
札幌からは車で50分、新千歳空港から約30分。電車のない町なので車かバスになります。
町にたいてい一つはある町営の温泉宿は、源泉かけ流しの天然温泉がありのんびりとくつろげます。
建物は時の流れを否応なく感じさせますが、地方特有の夜の静けさが心落ち着けます。
周りにはキャンプ場やゴルフ場、大きな公園などアウトドアやスポーツのできる場所もあり、すぐ近くには長沼スキー場もあります。
北海道旅行の中でこういうところで癒されるのもオススメです。
営業時間…11:00~20:30(オーダーストップ 20:00)
定 休 日…な し
住 所…北海道夕張郡長沼町東6線北4番地 (Map)
アクセス…JR北広島駅下車、JRバス(ながぬま温泉行)約35分
駐 車 場…あ り
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